「撮影スタジオ代が高い」と感じる方へ。その“高い”の中身を少しだけ整理してみました
撮影スタジオを使いたいけど、ちょっと高いな、、、
この感覚、よく分かります。
スタジオ代のみと考えるのではなく、機材費・運搬・準備時間まで含めて考えると、
見え方が少し変わるかもしれません。
この記事では、その「見え方の違い」を、できるだけ具体的に整理してみました。
実際のGRID SPACE 旗の台の料金プランは以下となります。

自分ももし使う側だったら、
たぶん同じことを思います。
特に個人制作や小規模チームだと、
スタジオ代ってどうしても気になりますよね。
ただ、実際に撮影の準備を進めていくと、
だいたい次の壁に当たります。
・照明どうする?
・背景どうする?
・モニターや小道具どうする?
で、結局あとから
「足りないものを揃える」ことになる。
これ、自分も何度も体験してきました。
そのときに感じたのが、
スタジオ代って
“場所代”というより、
「ある程度整った状態をまとめて使うコスト」
に近いのかもしれない、ということでした。
GRID SPACE 旗の台では
・照明機材
・スタンド類
・背景セットを含む各種小道具
これらが最初から使えるようになっています。

これを個別にレンタルすると、
ざっくりこんな感じになります。
Amaran F22c 4,000円/日
PavotubeⅡ 15x 2本セット 4,400円/日
PavotubeⅡ 30x 2本セット 6,600円/日
NANLITE FS-300B 2個 11,000円/日
センチュリースタンド 3個 3,000円/日
合計29,000円
さらに、ブラウン管テレビもあります。

ブラウン管テレビの具体的な使い方については、こちらの記事で詳しく紹介しています。
⬇️
サイズによって多少変わりますが、
1台あたりだいたい4,500円/日くらい。
それが16台以上あるので、
ざっくり計算すると約72,000円。
ここまでで、10万円近いレンタル費用になります。
照明についても、最低限の構成で成立するように設計しています。
⬇️
レンタル費用以外の目に見えないコストも…
しかもこれ、
・取りに行く
・セッティングする
・撤収する
・返却する
という工程も含めると、
思った以上に時間が取られます。
実際にやってみると、
準備だけで1日使うことも珍しくありません。
これは自分も経験があるのですが、借りにいく時はいいのですが、最悪テッペン(夜中)超えてるにも関わらず、朝イチに返却する場合などあって、現場スタッフにとっては本当にやめてほしい案件だったりします(これ本当につらいですよね、、、)

(↑明方5:00の絶望)
願わくば時間内にしっかりと撮影も終わって、身軽な状態で、なんなら駅近の飲食店で軽く今日の撮影を振り返りながら美味しいご飯でも食べて気持ちよく終わってほしいなというが個人的な願いでもあります(←謎目線)

(↑理想の20:30)
そう考えると、
スタジオ代は「追加コスト」というより、
準備や手間を減らすための選択肢として
考えることもできそうです。
“全部まとめて用意されている状態”に対するコスト、と考えると近いかもしれません。
そして、ここからはGRID SPACE旗の台ならではのポイントです。
このスタジオには、
美術スタッフの方からも
「これ、使えたら助かる」と言われることがあるアイテムがあります。
レンタルでも手配できない撮影映えするレアアイテム
まずひとつが、ADM-3A。

こちら、100人に一人くらいがめちゃめちゃツボにはまるようなエッジの効いたアイテムなんですが、これは
一見すると、何に使うのかわからないこの機械。
実は「ADM-3A」という、かなり昔のターミナルコンピューターです。
今のPCのように単体で何かができるものではなく、
大型コンピューターと接続して使うための装置で、いわば“画面とキーボードだけのコンピューター”のような存在。
この無骨な見た目と、どこか未来を感じるデザインが、
空間にちょっとした違和感やストーリーを足してくれる気がしています。
正直、実用性というよりは“空気をつくるための機材”に近いですが、
こういう存在が一つあるだけで、画の奥行きが少し変わることも多いと思います。
こちらのアイテム、実はスタジオを作る2年前から探していて、海外のオークションで見つけてようやく手に入れた本当にレアアイテムです。
ぜひスタジオをご利用の際に触れていただきたいのですが、思っている以上にサイズが大きく、外側はプラスチックではなく硬質のコーティングにざらついた表面になっており、今の時代では作ることのできないプロダクトになっております。
決して主役ではないけど、モデルさんの隣にちょっと置いてあるだけでも「違和感」を作り出せる珍しいアイテムとなります。シルバーのロッカーを背景に置くとそれだけで「レトロフューチャー感」を演出できます。

次に、手術灯(オペライト)。

見たことはあるけど、実際に自分が使うことはなかなかないであろうアイテムです。
これも一般的な照明とは少し違って、
単に明るくするというより、
光そのものに意味が出るような使い方ができる印象です。
使い方によってはゴシックホラーテイストにも、使えるしブラウン管と組み合わせると、一気にレトロSFテイストなアイテムに変化します。

手術灯の使い方はこちらのブログをご覧ください。
⬇️
整っているのにどこか違和感がある、
そんな空気感を作りたいときには
役に立つと思います。
そして、シルバーのロッカー。

急に説明が雑で恐縮ですが、とりあえず銀の壁ってSF感ありますよね笑
時に理屈ではなく、視覚で説明できてしまう背景もあると思います。このシルバー背景でデスクに腰掛けるだけで未来人セットの出来上がりです。
こんな感じで何もない壁よりも情報量が増えることで、
カットが成立しやすくなるケースがあります。
こういう要素がひとつあるだけで、
画がまとまりやすくなるのではないでしょうか。
最後に、少し変わった電話コレクション。



小さなアイテムではありますが、
こういう“意味のある小物”があると、
「誰かがいた場所」という雰囲気が出しやすくなります。

細かい部分ですが、
映像のリアリティを補強する要素として
使いやすいと思います。
これらに共通しているのは、
「あると便利」というより、
👉 あると成立しやすくなる
という点です。
通常であれば、
時間とコストをかけて集めるものが、
最初からある程度揃っている状態。
だからこそ、
準備に時間を使うのではなく、
そのまま撮影や表現に時間を使いやすくなると思います。
ここまで見ていただくとわかる通り、
このスタジオの価値は、
単純な「場所代」ではなくて、
・機材を揃えるコスト
・運搬や返却の手間
・美術を組み上げる時間
そういった部分を含めて、
まとめて短縮できる点にあると思います。

なのでここは、
👉 しっかり準備する前提の場所というより
👉 そのまま作り始めたいときに使いやすい場所
に近いかもしれません。
「何を持ち込めばいいかわからない」
「どこまで準備すれば成立するのか不安」
そういう状態でも、
最低限の構成で成立しやすいように
設計されています。
ここまで含めて考えると、
最初に感じていた「スタジオ代が高い」という印象も、
少し違って見えてくるかもしれません。
機材や美術、準備の手間まで含めて考えると、
結果的にそこまで大きく変わらない、
もしくはむしろ効率的に感じることもあると思います。
「実際に使うとどこが助かるのかもう少し具体的に知りたい」
という方は、こちらの記事をご参考ください。